百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2023  1/09 今日は神社のおびしゃ祭り でも飲み会はないだろうな

帰農人    2023  1/09  吉田あち

 今日は神社のおびしゃ祭り でも飲み会はないだろうな

 20年以上、時をきざみ続けてくれたボンボン時計が12月半ばに動かなくなった。正月にでも直そうととりあえず、台所の時計を下のほうに置いたのだが、ついボンボン時計を見てしまう。どこか日々落ち着かない、でも28日にスタッフのアキが大きなボンボン時計を持ってきてくれた、アキは遺品整理の仕事もしている、そこでの廃棄物だ。早速かけてねじうぇお回したら、しっかり動くし、何せボンボンの音がとてもいい、教会の鐘の音のようだ、壊れた時計と同じメーカーの「メイジ」、最初に使っていたのはゴミ捨て場で拾った「セイコウシャ」製で文字盤の所に21DAISと書いてある通り一度巻いたら3週間動いてくれる、しばらくしてもらったのが今度壊れた時計、十日ほどで巻きなおさなくてはいけないが何せ音がいいので取り換えた、今度の古くて新しい時計はさらに芸術的なボンボンを奏でる、それだけで心が安らぐ、使い始めて10日間、時の音を聞くたびに何度うっとり聞きほれただろう、とてもありがたい授かりものだ、これだけで今年は良き日々を送れる気持ちになる。

 さらにびっくりぽんの贈り物が届いた。静岡でイチゴ農家をしているケンタロウからの年賀状の最後に「あちさん オレも自然栽培 始めました」と記してある。10数年前、三郷で3人の小さな娘たちと暮らす彼は馬橋のバーミヤンの店長をしながら休日に一年近く研修に来ていた、掛川市のイチゴ農家が後継ぎのいない農家の施設を譲渡する事業をしていて彼は応募した、審査はそれなりに厳しく彼は合格し家族5人でイチゴ農家をはじめ毎年イチゴを送ってくれる、今年も年賀状が届いた数日後にイチゴが送られてきた、年賀状を見返しながらマサと「うまいね、すごいね」と味わったよ。最高の贈り物だ。

 神様は様々贈り物をくれる、「コロナ」も来た。スタッフの仕事始めの5日、元日から家族みんなで風邪にかかっていたキノちゃんが今日はPCRけんさに行くので休むとのこと、次の日元気に仕事していたが昼飯前に検査の結果が電話で報告され状況は一変、まさか感染しているとは思っていなかったらしい、「昼飯は離れて作業場で食べ、洗って消毒して渡します」とのこと、その後子供たちの検査をしたら陽性、今週は保育園に行けないし旦那の状態も悪いとのこと、幸い俺とアキは感染の症状はない。 無理は禁物、まだ正月なんだとゆっくりと乗り切ろう。