百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2023  1/14 夕暮れが日々のびている それだけでうれしい

帰農人    2023  1/14  吉田あち

 夕暮れが日々のびている それだけでうれしい

 明日、小正月はお飾りを焼き、お迎えした年の神様を天高く舞い上がらせるのが「どんど焼き」、信州の美麻村で体験したことがある、毎年10個ぐらいの小さな輪飾りを作り、家のあちこち、ハウスや農機具などに飾るのだが、30日までに作れなかったので、あやちゃんが作ってくれた麻入りの立派な飾り一つ、あまりにも芸術作品的で燃やすのはもったいないが、年神様に帰っていただかないといけないもんね。 
もう正月は終わりだ、ハウス解体作業を始めますので、手伝える方は少しでもお願いします。トンカチとペンチをご持参ください。今年いっぱい作業は続きます。

 今年の冬は今のところ暖かい、12月に一度マイナス3℃になっただけ外水道が凍ったのも数度だけ、いつもなら凍りついて腐るキャベツや菜花なども結構生きている、凍りやすいカリフラワーも奇跡的に生きている、でも必ず房のどこかは腐っているので、その部分を取り除き出荷する、当然廃棄物も沢山出るので毎日せっせと食べている、これは凄く贅沢だ傷んだ玉レタスも大好きで、ほとんど食べないパンやハムを買ってきてそのシャキシャキ感を楽しんでいる、ゆでたカリフラワーを細かく刻みマヨネーズと辛子をあえその間に挟むのを好んでやっている。酒の肴である。 昨年仕込んだどぶろくはうまく、毎日けっこう消費してしまい、あと数本しかない。昨日最後の3段仕込みめを終え、80㍑の樽が二つになったが、今年はもう一段、仕込みを増やしてもうひと樽増量しよう、でも縁側にスペースが少なくどうしよう、そばにはほかの人の味噌の樽が多数ある、ドブロクのそばに置けば良く発行するとマサが置いたのだ、棚でも作らなければね。

 一〇日ごろ3男桃太が嫁さんのミヤビの実家の台湾に行った。パソコンでの対話はしたが実際に対面するのは初めてだ、また会社の旅行でベトナムカンボジアなどに行ったことはあるが3,四日だけで今度はひと月ほどの長期海外旅行、どんな体験をしてくるのだろう、親父さんも元職人だし今は農作業に専念しているとのことで手伝う仕事も多くあるといいのだが、みやげ話が楽しみである。