百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2023  3/13 今年2度目の風呂に入った 体が軽い

帰農人    2023  3/13  吉田あち

  今年2度目の風呂に入った 体が軽い

 このところ我が家の周りの樹木がやたらと切られてる。隣の郵便局の裏手からの木は完全に我が家の屋根上を覆い尽くして、アンテナの位置も変えなければいけないところまで迫っていたので大いに助かった。また、切った木もすべてもらえたのでストーブ用の薪も大量に用意された、来冬はボンボン燃やせる、ひょっとすると数年分あるかも。 ここまではよい。家の南側には借家があって、かっては上の3匹の兄ちゃんたちが住んでいた。数年前に解体され空き地になっている、その南側には2mほどの土手がある、江戸時代には軍用馬が飼育されていたのでここは駒木台という地名が付いた、その馬たちを囲うのが「野馬土手」であり、貴重な遺産だ、時々博物館の学芸員さんらが写真を撮りに来たりする。多くの野馬土手には木が植えられている。ここにも立派な大木が4本ある、ここ2年は聞こえないが、フクロウが住み世る時ごろになると「ホッホー、ホッホー」と鳴き声が聞こえた。我が家にの日照はほとんどさえぎらないが、隣の兄さんが「邪魔だ」と地主さんに訴えたらしい。先日、いつもの植木屋さんが来て「14日から切ることになったから」とあいさつに来た。「あーあ神様なのに」と漏らしたら、「これ以上大きくなると、切るのにも大変なことになる」とのこと、それもそうだ、周りにも家があり、今度の伐採も結構な難事業になるものね。でも寂しい、我が家は街の中では珍しく、自然があふれているとても珍しくい場所なのだが、これも流れか。

 こんな暖かい3月は初めてだ。通常3月一杯は大体路地の作物にはトンネルなどで防寒を施す、それでも3月後半に植え付けした枝豆が凍りつき全滅したこともあるし、ハウス内のトマトも大ダメージを受けたことがある、でもこの分だと防寒はいらなそうだ、かえって乾燥しすぎている畑にはかえって害を与えそうである。毎日2週間先までの天気予報を何度も見返しながら予定を考えている。風の強い春にトンネルを幾つも設置するのは大変である。それらが軽減されるのは楽には楽だが、一発でも寒の戻りが来てくれたほうが心は穏やかになりそう。ぼやけた暖かさだけでは人はだめになる。そんな気がしてならない春である。