百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2023 6 /19 優しい仲間ができた

帰農人    2023 6 /19 

  優しい仲間ができた

 この夏は、日々の友に「風鈴の音」が加わった。 何十年ぶりだろう、風鈴ってすごいよと懸命につけたこともあった。 5月の連休にマサはいつも大掃除をやる。今年は南部鉄瓶のフクロウ型の風鈴を見つけ出し、馬油で磨き、風を呼ぶ紙をつけたが、サイズがあってなくて鳴らない。 アキが昼飯の後、ちょうど良い短冊をつるしてくれた。空き箱を切り取った短冊の裏には「LOVE」と青マジックでかわいく書かれている。風って愛なんだよねと音を聞くたびに思ってしまう。夏は家じゅうの戸を解き放して風を待ちましょう。雨戸も邪魔です。寝る時のカヤと蚊取線香があれば、夏の虫や風との日々は楽しく過ごせます。蒸し暑い夏の世のほのかな さわやかね風を肌に受けた時「チーン」となるのです。

 今夜は中々寝付けない。昨夜3男桃太の嫁さんミヤビのご両親と年子の兄さんと我が家勢揃いで店のカフェで夕食をともにした。ご両親の若さにはびっくり、我が家とは10歳くらい若い、でも話を聞いてみると、それぞれに病気を抱えながら懸命に生きていらてる辛さも見える。母さんは腎臓がだめで息子のを移植してもらったそうだ、でも働いているそうだ。兄ちゃんは今米国で嫁さんと共に遺伝子解析の仕事を希望をもってやっているそうだ。彼が北海道の子どもの森に惹かれミヤビも森を愛し、滞在中のミヤビに、3年前、両親は北海道まで会いに行ったという。 オジジ、オババの森で過ごし、魂を解放されたい両家族の子供たちの事を認識できたことが今回の最大の収穫だ、単なる親族でなく同志として肩を並べられたように感じられました。出会える場を作ってくれた事にも大感謝、です。

 先ほどNHKの「かぶき者 慶次」というドラマの最終回を見た。求道者であり遊び者の前田慶次藤竜也が好演した。いつも自転車で走っている火野正平がちょつとカッコいい役をやってることもあり毎回濃厚に堪能、日々、よりよく皆が過ごせることを思い、過ごす事の大切さを描いていました。おれも「かぶき者」の一味です。遊ぶことしか興味ありません。感謝して手を合わせると日々の新たな出会いがポコポコもらえます。求めないで感謝し続けることがコツです。毎日おもしれいですよ。