百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2023 9/10 ネコのフレンチキス

帰農人    2023 9/10
      ネコのフレンチ キス
 金曜日の雨は冷たかった。午前中の収穫で 冬の一番寒い時のように 指先が凍え、濡れた服を俺も木野ちゃんも着替えてほっとした。 こ寒い日には「カレーうどん」が農園の定番だ。スピードカッターで作りたての「一味唐辛子」を添えて。

 この寒さで「魔の夏」は終わっただろう、あとはたいしたことね、と思ったが、今日の暑さはまずかった。湿度が高く、汗でシャツが背中にへばりつき、目に入る汗をぬぐい去らなければいけない、Tシャツをめくって目をこする、暑い時には常に首に「ヒエヒエタオル」を巻いている、それで汗をぬぐう。 今日はハウスの支柱を抜き去る作業、分解中のハウスには背丈より上の草の森におおわれている、でも、もうハウスの移動作業を再開しなければ、来年3月の明け渡しに間に合わない。「支柱パイプ抜き作業」は一番困難な作業である、10年も20年も土に埋もれ支え続けてくれたパイプは手ではほとんど抜けない、専用の機械もあるが数万円もする。試行錯誤の上、確実に抜き去る技術を開発した、手軽に持ち運べる車用の油圧ジャッキと埋め込み用の踏んづけるステップを利用して確実に抜けるが、それなりに繊細な作業で、設置する場所の草と来襲する数十匹の蚊との格闘は確実に起こる。でもやらなければと、取り掛かったところ、一本目が手で抜けたのだ、大雨が地下50㎝以上をぬらしてくれた、次からの数十本はぐりぐりいわしながら抜くことができた、これはボーナスだと、蚊にもめげず二日間頑張ることができた。ハウスの組み立てはかなり進んだ。

 これを書いていたら、縁側から大きなネコの顔が出てきてびっくりした。ベジタの母ちゃんだ、その時ベジタはネコマンマを食べていたがしばらくして、首をしてる母ちゃんの方に歩み寄り、ちょこんとフレンキスをして、1mばかり離れたら母が上がりこみエサを食べ始めた、ベジタはずっとそばにいる。音を聞きつけセミを採ってきたりする。以前は母ちゃんを完全に無視してると不思議だったが、違った。少しほっとした。 あい変わらずベジタのノミは取り切れない、毎日ノミクシで十数匹以上捕まえてビニール袋に捕まえていたがなくならない。もう、ひと月くらいになる、恐るべきノミの繁殖力、数百匹捕まえた透明ビニール袋は新しいのに変えた

 今週は色々と小さな事件が重なり、今日は15日、とりあえず、発信