百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2020  11/16 11月の花火

帰 農 人 2020  11/16
11月の花火 

昨夜6時過ぎ、爆発音が聞こえた。なんだろうとマサと話していると、しばらくしてまた一つ、そして続いた。花火だ。
外に出てみると丁度郵便局の上に上がっていた、青田当たりの自治会が盆踊りの時上げる花火を11月に上げている。
30分以上続き、最後は連発。近所の家族や子供たちの叫びも聞こえる、みんな周りに迷惑をかけないようにひっそりと暮らしているが、そんなのつまらない、もっと賑やかな世界がいいな。この花火は今の状況の中で嬉しい演出だね、

今年は無人直売所での盗難が多い、仕方のないのだと思う。これでもか、これでもかとコロナが収まらない。でもずっとつきあい続けて下さったお客さんたちには少しでも良い野菜を渡し続けたい、できる事はそれくらいだ、我慢の時だ。

ここ数年、薪を貰っている植木屋の兄ちゃんが自分の家のストーブ用に貯めていた古い薪があるというのでもらった。確かに古く、油は抜け、スカスカした薪は雨による水分も多い、軽トラ何台分かのその薪を今使っている。燃えにくく火力も弱い、でも工夫すればなんとか燃える、まだ寒くならない今のうちに使ってしまおう。ともかく俺の周りにはオンボロが集まりやすい。それを工夫して生活するのは好きだ。
昨日も機械の一部が取れてしまい、すぐに溶接して直した。最近溶接にはまっている、まだまだへたくそだがそのうち腕も上がるだろう、これから玉ねぎの定植が始まる、畝をたてマルチを設置してくれるこのマルチャーが活躍する、修理した部分がまた取れなければ万々歳だ、楽しみ。

昨日から農業を目指す26歳の太子君が1ヶ月の研修に入った、聖徳太子の太史君だって。
「僕、手際が悪いんです」と自ら白状する素直さがいい、料理もできそうだ、唐揚げを作らせたがやはり時間がかかる、まあいいか、工学出なので機械は強そうだ。登山も好きと言うから話も合う、さて今日は何の仕事をしてもらおうかな。