百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2019 9/15 竹ワラ細工は10回目、良き出会いを

台風が去った2日後から稲刈り開始、その時すでに周りの9割以上が終わっていた。みんな慌てて取り込んだのだね
懐かしい人たちの顔も見れず、ちょっと寂しい。順調に進み半分は終えた。
多大な被害を受け電気も水も燃料も無い中悪戦苦闘している千葉の百姓たちを思い、毎日仕事がこなせるのがなんだか悪い気がする。
うちのハウスやトンネルなども被害にあったが修繕で間に合い、金額的被害は無かった。
被害の繊細は把握されてないが、今残る新川高地の田んぼが150ha位だが、その3,4倍ほどのビニールハウスが吹き飛ばされたり潰れた、農作物の被害も甚大、なにせ知り合いたちに電話がつながらないのだから困ったものだ。 
この列島の美しい自然を復活させるのも大切だけど、ともかくみっともない電柱電線を無くすのもとても大事な仕事だと常づね考えている。
地中化で補修はどうやるのかな、費用は?などとよく考える。
原発と軍事の無駄な予算を回せばそう難しい話では無いよね、ともかく石油石炭使用半減は人類の急務だ、世界よ動け。

11月9,10日に開催する「竹ワラ細工講座」は10回目になる。
80才になる尚さんは2年前に息子の涼に手渡し、のんびり手伝いをしている。
今年は1日目の夕方から尚さんの話をゆっくり聞こうという会を企画した、つまり飲み会だ
竹細工の職人としても一流だが、ヒッピーとして民俗学者としての生き様も超一流である、ぜひこの機会に多くの方に会っておいてもらいたいと思う。
2日目の昼には、「千と千尋の神隠し」の「「いつも何度でも」の木村弓さんのコンサートもあります。
弓さんの歌は昔から身近で聞いていて、ヒットしてからは引っ張りだこになっていたのであえて企画しなかったが、記念の10回目だしとお願いした。これもいいよ。