百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2022  10/02      世界中で新たなつながりが急速に日々生まれている

帰農人    2022  10/02  
   世界中で新たなつながりが急速に日々生まれている

 里芋を2回、試し掘りしてみた、まだ小さいが行けそうだ。親玉も味噌汁で食べてみた、色は黒ずんでいるがホクホクしておいしい、サツマイモもだいぶ太ってきた、落花生も行けそうだ、稲刈りもあと少し、まさに収穫の秋だ。澄み切った夜空にきれいな三日月がすっきりと、これでサアッーと寒気が入ったらネットの中の葉物を食い荒らす虫たちも収まる、やはり9月の葉物たちやカブなどは難しい、10月からが勝負だ。今朝アブラゼミが一匹弱弱しく少し鳴いた、ずいぶん遅れて寂しそうだね。

 政府が農業の再生を声高に言い出した、国民会議を立ち上げるそうだ、この20年で農家は200万人から100万人に半減している。当たり前だ、政府・経済界は小さい農家はつぶれ、大規模な農家が低価格を追求するのを望んでいたからだ。会議では「儲からないから半減するんだ、価格が安すぎるからだ、これを何とか」とほざいているが、価格が高めな時はどんどん輸入しまくっていたが、中国が国内消費の増大に野菜も化学肥料の輸出を急速に絞り出し、ロシアからもウクライナの関係で輸入ができない、燃料等の高騰で輸入農産物全般が高騰する中、化成肥料も減らし堆肥を使うようにと呼びかけている。予算も突き出した、今年度分の堆肥の使用には40%の補助金が付くと先月農政課から連絡があった、初めてである、ただ予算があるから多くの請求があると20%とか減らされるかもという。ともかくありがたい、いつも牛糞堆肥を牧場に領収書を書いてもらわなくてはね。ともかく有機農業推進に対する補助が世界に比べてあまりにも低い、世界があまりにも暴れだし、国内自給の大事さにやっと気づき始めた、あまりにも遅いが、できることはやるべきだ。なぜ余っている米を輸入し続けるんだ、麦、大豆、飼料用トウモロコシ、そばなども余っている田んぼで作ればいいのだ、もう様々な品を米国に輸出する力もなくなってきたのだから、米国の農産物を無理して輸入しなくてもいいのだ。ここは外交の発揮しどころだ、米国の余剰農産物は、飢餓の国々に回せばいいのだ、やれることは沢山ある、政府よ行政よ走り回れ、ほかの国も必死に動いているよ。