百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

 帰農人    2023  2/13 2月は飛ぶように日がすぎる

 帰農人    2023  2/13  

   2月は飛ぶように日がすぎる

 タイムズスクエアでは多数の大型スクリーンに様々な広告の映像が流れている。その全部が大企業の物なのでニューヨーカー達には人気のない場所だそうだが、最近、素人の映像が流れるようになり人が集まり始めた。2万円で15秒の映像とメッセージを流せるのだ。誕生日や結婚記念日などのびっくり企画の他、愛の告白や求婚などもある。ニュースで見たのは男性同士のカップルが仲間が見守る中、二人の映像と求婚のメッセージが。相手は驚く中、ひざまずいて指輪をささげていた。OKの後の抱擁、このシーンを国会で流せないかな、気持ち悪いとか見たくもないとヤジが飛ぶかな、山本太郎だったらできるかも。

 

 冬の糀屋さんは大ピーク。2日に一度のこうじ仕込みは18キロから24キロに増やしフル回転、まして土曜日には葛飾の博物館で長年続いている「味噌仕込み講習会」もあり、仕込み実習の大豆を煮たり、様々な用具を準備したり、そこで販売する野菜や味噌、餅なども大量。軽トラの荷台にコンテナ3段積みの大荷物を会場に運び込む。今回は思ったより準備に手間がかかり、到着は開始始まりの5分前、荷物の手配を頼みすぐ講習開始。ある程度話し、さて実際に仕込みの練習、2台の餅つき機に味噌ばねをセットし、5人位で順番に仕込んでもらい、手作業で一番豆を潰しやすい厚めのビニールに入れて足で踏むのもやってもらった。でも1台の味噌ばねをわすれ、80㍑の樽の半分しか仕込めず、流れが変わったのであっちこっちで様々な話をせねばならず忙しかった。もっと伝えたいこと沢山あったのに、できなかった、でも受講者たちには満足だったようでホッとした。 茹でていった大豆の残りを昨日仕込もうとしたが、なんだかんだ忙しく今日仕込んだら、ゆでた大豆は少し納豆になっていた、この樽の味噌はどんな味噌になるのだろう、また同時に仕込んでいる糀に納豆菌が映らないだろうかとちょっと心配だ。