百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2023  2/05 豆まきはやったよ、大声出すのはいいね 

帰農人    2023  2/05 
   豆まきはやったよ、大声出すのはいいね

 ハウスの解体作業に「夢ファーム」の6人、朝から来てくれた。皆軽い障害を持っている、しっかり指図しなければと一日共に働いた。北風が強く、スギちゃんは笑顔で「寒い寒い」と何度も言っていたが動きはよかった。ハウスには様々な部品があり、混ざらないように注意したが、やはり混ざった。みんな初めての作業で楽しそうだった。自分で考え効率的に作業が進む、大きな40mのハウス1棟の9割がたの解体が一日で終わった。昼飯の時、3時のおやつの時、色々と会話が弾み互いに思わぬ発見もした、帰りの挨拶の時も大満足の笑みが見え、楽しんでもらえたんだと実感しこちらもうれしかった。もう一頭解体すれば、しばらく休止、畑が開くのを待って立て始める、そのころはだんだん春の作業も忙しくなる、少しずつやればいい、少しめどが立った。

 昨夜、今年初めての風呂に入った。暮れの30日に入った後、靴下も含め全て着たままだ、マサがまとめて洗ってくれた。汗をかかない冬は入らない日が多い。ただ輪ゴムで止めている髪の毛があちこっちで固まって手櫛が通らなくなり、金玉の裏が少しかゆくなった、これはやっぱりさっぱりしようと決め。みんなが入った後、ちょつと服を脱いでは酒を含み、煙草をつけたりと、中々風呂に入らない俺をマサはじれったく思い催促する。久しぶりの風呂は勇気がいるのだ、思い出せば小さい時から湯が好きではなかった、遊んでばかりいて幾日も風呂に入らないのに母は怒り包丁を手に迫ってきたので、テーブルの下に潜り込み、椅子をバリケードにして攻防戦をやったこともある。幼稚園の頃だ、幼稚園に行くのを嫌がったたときは紐で縛られ自転車の母の後を走ったこともある、昔の親たちは野性味があった。

ともかく今日は一日気持ちがよい。サラサラの髪も軽い、長くつの中の靴下もふかふかだ、いいね。

 ニューヨークではガス暖房は10%の子供を喘息にすると突然に大問題になっている。寒気のない室内の喫煙と同じ程度の害であるという、ウクライナ危機でガスの価格の大暴騰、脱炭素問題も絡み、この話題は今後世界中で広がり始めるかも。ともかく化学物質は少なくしたほうが良い。ともかく加工食品の裏側の添加物の多さにはあきれる、この国の環境問題は封印されている。