百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2023 5 /28 これはもう梅雨入りだね、毎日雲が多い

帰農人    2023 5 /28  
  これはもう梅雨入りだね、毎日雲が多い

 25日の農業新聞の一面に「半農半Ⅹ」にも補助金を出す地域が増えているとの記事があった。現在補助金は将来的に規模拡大等が見込める、農業委員会が認定した「認定農家」にのみ拠出されている。専業農家が基本であるが、副業をもち農業をしている人たち「半農半Ⅹ」の人たちも大切にしないと農業はしぼんでいくとの地方の行政は考えた。いいことだと思う、農的生活を求めて地方に移住する人たちには朗報である。 記事では北海道の滝ノ上で和ハッカの栽培をする45才の男性が写真と共に紹介されている。「うん?、滝ノ上、(子供の森)のある場所じゃん」と記事を読み進めたら、ハッカの栽培の他、建設業やキャンプの手伝いとある、これは仲間だ!と思いとくるみに電話。「トシじゃん」とすぐわかる、先日オジジが亡くなったばかり、明るい話にほっとする。  その新聞の裏面には新潟で有機農家や有機食品を扱うお店やレストランなどを紹介する本を作った女子大生の記事が。有機食品に興味を持ったのは、小学生の時の給食がとてもおいしかったことだという。彼女の故郷の三条市では小学校の給食に有機米を使っている、たぶんその他の食材もよいものを使用しているのであろう、ネットで県内を検索したら10軒ほどの存在があり、半年停学して調べつくし、30以上の有機の世界を紹介することができた、と。このような動きなど、本来なら各行政が「有機農業促進法」によって当たり前に各市各県で行われて当然であるが、日本の行政機関は大体有機農業が嫌いである。農薬や化学肥料の世界に住友などの財閥企業が牛耳っていて、マスコミ企業は「有機の世界の促進」に関する記事は異様にためらっている。自然環境の悪化、人体に対する化学物質や電磁波、放射能の害などは海外では日々オープンに議論され新しい人類の道を模索されているのに、現在の日本という国は全くもって動きが鈍すぎる。まずは電力会社と自民党のズブズブな関係を断ち切らせなければ、何も話が前に進まん。 ドイツでは今後建設される住宅棟は「石油やガスに頼るのは禁止」との法律が審議されている、急な変化に建設業者たちの構造変換追いついていかないと批判の声がある、利権に頼っていた業者などにも容赦ない。業者や国民も変化の模索は日々様々な改善がみられる。欧米諸国と日本の歩みは確実に離されていってる。国民を管理しすぎることを止めよ、教育の、自由化を促進せよ、奴隷を作るな、悲劇は日常に広がっている