帰農人 2023 7 /1
久々の政治参加
6月中にジャガイモを掘り終えたのは久しぶりだ。コロコロ植えというマルチの下の浅いところで育つので収穫は簡単だと喜んでいたら、最初は簡単に掘れるが時間がたつとうちの畑は粘土分が多く硬く締まってくる、やはり移植ごてが必要になり時間がかかる、来年は簡単に掘り取れる用具をトラクターに取り付けよう、来年が楽しみだ。
今度の選挙で初当選した「うた桜子」が初質問で「流山市における農地の保持と有機農業の促進対策について」ということを出した。質問内容がメールで送られてきたが、開発の中有機農家の田畑が半減し、などとすぐにうちの事だとわかる内容なので、ちょっと困った。保守議員や役所の幹部たちは大体うちの農園を嫌っているし、開発を待ち望む地主たちにもすぐ伝わってしまうだろう、また変な視線が強くなる。でもいいや、最初の質問だし、好きなようにしてくれと書き送ったら、今度はうちの露出度が少なくなりすっきりとした内容に書き直されてきた、できる人だなと感心した。彼女は選挙前と後に訪ねてきた。2度目は旦那ときた。爺さんかなんかがペルーかなんかの人だという、とても環境意識が高く、感じの良い青年だった、なんかこれからも付き合えそうで、また政治に少しは関われるかなと思うとこそばゆくもなんかうれしい。毎日「緑の党」の看板を張った軽トラを運転しているが、日本の政治も文化も人間性も、奈落の底に沈みかけてる、緑の党が育つ土壌は全くない。有機農業に関しても、本気度は薄い。EUでは有機農業の促進はEUの基本して小学生から老人まで常識として知っている。 ドイツでは来年から建設する建物の暖房設備はその燃料の65%は自然エネルギーを使うものだけを許可する、そして、その新たな暖房設備費の70%を補助金を出すという政府の大いなる意思が国を地球を変えていく。 つい この前ドイツの外相になった緑の党共同代表のボアベックはいまやEU全体の外相としての仕事を日々こなしている、中国との対話は誠に見事だ、ひるまず、ちゃんと懸念を表明してくる。 彼女には市民活動家の精神を感じる。仲間が世界の誠にコアな場所で活躍する姿は神々しい、カッコよさはほとんど「ショウヘイ」と同じ、EU各国の放送局ニュースでもスクープされている。金や権力と無縁な純粋な魂が世界で奮闘する姿は「ほんとかよ、すごい」と拍手を送ってる。でもだから 落とし穴もあるんだ これが。