百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2023 7 /9 永さんの命日の七夕が また過ぎたよ

帰農人    2023 7 /9 
  永さんの命日の七夕が また過ぎたよ
 梅雨の間にこんなに蒸し暑い日が続くのはとても珍しい。ともかく雨が降らない、いつも梅雨明けまじかの豪雨が終わり開けるとともに、ハウスに遮光資材を散布するのだが、今年は早くやろうかな、大雨ではがされたら、また散布すればいい、今は3棟がすでに解体済み、残り4棟だからすぐできる。ともかく暑さ対策が一番の仕事、炎天下での過酷な農作業、うちのスタッフ二人はよく頑張っている、普通の人なら倒れるよ。アイスでも買わなきゃね。

 地球全体の今年の気温は過去最高を超え続けている。フランスやドイツでなどでは夏はさわやかで冷房施設がほとんどないのに、今年の夏は猛暑で大変と、ニュースになりだしたのは10年ほど前であろうか、確実に気候変動は様々な災害を巻き起こしている、山火事と洪水がひどい、ニュースでは毎日のように世界各地で車や家が流されている。昨年は国土の30%が水没するという馬鹿げた洪水もパキスタンであった。カナダで燃えやまない山火事の灰が西欧に降り出した。山火事が多い国などは山火事を抑える対策を本気で準備している、国同士の協力体制も進んでいる、どうか大火事になりませんように、頑張ってくださいと、日々祈るのも大切だな。スペインでは水不足などで果樹、野菜、穀物などで大きな減収を出した農家たちが補助金や対策費を出してくれとトラクターでデモしてる、政府は迅速に対処してほしい。EUはこぞって優秀な政府行政機関がそろっている、毎日世界情勢が揺るがされるような歴史の流れの中、ウクライナ騒動で揺さぶり続けられた国々はたくましくなった。日々様々な決断が気持ちよく対処されていく、素晴らしいなと拍手するのだが、そのたびに薄ら怪しい我が国を思い返すのが嫌だ、どうにかならんかい、という概念はしっかり体に染み込み、最大の怒り、無念が日々にじみ出てくる。笑顔をつくることが苦手な俺は、たぶん原因の一つだね。
  昨夜は7時ごろ近くで大声でコオロギが泣き出した、たぶん家の中だ。保育園などの子供の声などよりはるかに強烈、そばで防犯ブザーが鳴り続けているようだが、これが邪魔にならない、レコードをかけるようなものだ、「子供の声は騒音ではない」と法律で定められている西欧の国は幾つもある。障害者や子供や老人たちをあちこちで見られ、ネコや鳥たちが闊歩し、釣りなんかもできる町がいいな。