百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2023 7 /16 暑中 お見舞い もうしあげます  スーちゃん

帰農人    2023 7 /23
 暑中 お見舞い もうしあげます  スーちゃん

 「キャンドルジュンとはもう別れたんじゃないの」と昼飯時にアキが言った。「聞いてないぞ」。その数日後ボビンから電話があったのでジュンの事を聞くと「仲良く家族と暮らしているよ」とのこと。ボビンはジュンと友達で、直径30㎝以上もあるどでかいロウソクを照明にして歌うことも多い。うちの庭でもコンサートしてくれたっけ。ギターとロウソクを抱え「重いよ、アッチ」とジュンのことを話してくれた、その後ボビンの母が来日した時、母はジュンからロウソクの作り方を教わり、カトマンズで販売している。おらも少しもらい、時々つける。 その晩は偶然にカラチのムザヒル校長たちが訪ねてきた。おらがとても尊敬している人だ。スラムの子供たちの学校を作り、最初14人からはじめ、20年後のいまは保育所から職業訓練校まで3千人以上の子供たちの教育システムを育て上げた。おらたちは最初から付き合ってきた。古着を集め、コンテナに詰めて、お祭りやって、資金を集めてなど、あの時は唐沢さんとタッグを組んだっけ。ムザヒルさんは「アッチ、ヤギ食べよう」とよく笑った。 その彼がボビンのコンサートに入ってきた。ボビンはチベット仏教徒としての誇りをシャウトとし、静かに唱え、祈りの波動を奏でる、ムザヒルさんは大満足、その時あの庭は一つの聖地となった。 そしてその時その真ん中にジュンのロウソクが輝いていた、会ったことはないが、彼も聖なる道を愛する仲間だと普通に思っている、今もそうだ、。でも今回の騒動は非常に面白かった、久々のビッグスキャンダル、うちのスタッフ共々大仰天、早く収まることを祈った。さっき離婚の記事を見た、とりあえず、良かったね。

 珍しいほど雨の少なかった空梅雨。早々の暑さ、こりゃ体が持つかな?と心配してたが、南からの夜風が涼しく、風鈴の音も多い、耳はかすかな風鈴の音に安堵の感を運んでくれる、夜風に裸の体の背筋を伸ばすと、体が、ありがたや、と言ってる。 サーバーから出る冷たい有機エチゴビールは神の水であるが、夜は、ドブや焼酎のお湯割りをやっている。体調はいたって万全、ただ完全に食は少なくなった、食べすぎ時の重さがこたえる。ともかく、ダメだと思ったら、残っていようとすぐストップ、残り物は朝食にマサ全部がぶち込んでくれる、先日は食べ残しの皿ごとチーズをかけてオーブンにかけて出してくれた、さすがだね。

チョウゲンボウが畑の上を毎日舞う、今日は初めて2羽みた、これも神様。