百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

 帰農人    2024 2/04  しょうがないけど 一日中 働いてます


     帰農人    2024 2/04 

  しょうがないけど 一日中 働いてます

 井戸掘りに金がかかり、85までは百姓を続けねばと考え出した矢先に、とても元気な92才に会った。マユミの父さんだ。マユミからSメールが来て、ベットに差し込むサイドテーブルを運んでほしいとのこと。3,4日に県民プラザのバリアフリーの部屋でパパリンの誕生会をやるからケーキ屋さんも教えてくれとのこと。マユミは脳性麻痺だが一人暮らしを根性で続けている、今は立川に暮らす。昔は何とか歩いて簡単な料理などもしていた。倒れて半年ほど意識が無く、回復したが、それ以来起き上がれず、会話もできなくなった。でも文字盤を指さしながら会話し、なんだかんだ活動している。マユミの詩を若い市議会議員の兄さんがギターを弾いて歌っている。「フミトルズ」作詞山崎真弓 はやくこないかなぁ、ユーチューブで観れるよ、マユミも映っている。 ケーキはクルミが作ってくれた。数字のキャンドルを買い、昼に訪れた。介助関係の女性たちが5人と親父さんがいた。マユミに頬をくっつけて耳元で仲間の様子を色々話した。マユミは俺の手をしっかり握り続けてくれた。俺の一つ下のマユミは動けないが元気で、心根も何も変わっていない、いい女だ。親父さんとも大いに話し合った、何せ70で亡くなった一つ上で野田の百姓育ちで釣りが好きな親父さん、うちの親父も釣りが好きだった。なんとも感慨深い2時間であった。くるみのケーキ最高のプレゼントだった。二人にドブロクが出来たら持っていくと約束させられた。

 ここ1週間はフランスでの農業者たちのトラクターでのデモが連日報道されていた。デモはドイツでも、またEUの会議場にも各国からトラクターが押し掛けた。輸出できないウクライナの農産物がEUに安く押し出され、全てのの農産物の価格が下がっている。環境に配慮するEUの様々な規制にも従ってきたが、現状ではいい子ちゃんでいたら潰れてしまう、どうにかせい!とのデモに政府は「わかった、変える」とデモ隊に若き首相を送ったりしてる。少し収まった。   半分ほどこれを書いたとこで、一週間ほどかけなかった、遅くなりました