百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2023 11/14 すごい歴史の瞬間、毎日の世界のニュースはしびれます

帰農人    2023 11/14

   すごい歴史の瞬間、毎日の世界のニュースはしびれます

 葛飾区の郷土と天文の博物館主催の農村文化体験集団「たんぼクラブ」ができたのは、オレが百姓初めてまもなくの頃だったので、付き合いは30年近くになる。色々とサポートしてきたが、今回の開発立ち退きで、新たな移転先が中々見つからない。農地は1反三百坪くらいで幾つも見つかるが、月二,三度の作業日には二〇台ほどの車が来る、その駐車場との兼ね合いが難しい。以前は耕作放棄地が沢山あり、好きなところを借り放題であったが、N君が外国人労働者を二〇人位使いだし、ネギと小松菜の大農家になり、市内のまとまった畑は大体なくなった。また大開発で農地が激減し、農家たちの気持ちも変わり、中々貸してくれなくなった、もう厄介者ではなく、資産としてみるようになった。 ここがいいと目星をつけ交渉したら、一人暮らしの婆ちゃんは喜んでOKしてくれたが、子供たちの反対にあってボツ。多くの人が来るから何か問題があったら困るとのこと、オレがやるなら貸したいと、いいところがあったらとお願いしていた人たちから情報が入るたびに確認し、地主を探したり中々進まない。「玉ねぎの苗を植えたいのだが」とせっつかれるが、たぶん間に合わない。こちらも残り少ない畑の一角を貸すしかないかな、でもまだ希望はある。一軒の地主さんの引っ越し先が大体わかったので、聞き込みで探さなければいけない、見つかれよ。

 数日前から少し寒くなり、また薪ストーブの活躍だ。薪は隣の郵便局が裏手の大木を大量に切ったので、山ほどある、でも切ったり割ったりする時間が中々取れない、ハウスの移転等の作業が落ち着くまではどうしようもない。でも今日はこの冬初めてチェーンソーを使った、買い替えた新しい刃はとてもよく切れる。一〇分足らずで数日分のマキができた、今も気持ちよい音を立てて、暖かくしてくれる。ストーブをつけるとすぐに猫のミーコがそばで陣取る。ベジタが来てから嫌われ、エサも食べてくれない時もあったが、最近少し仲良くなった。ベジタ用だった残りの煮干しとオカカもよく食べてくれる、少し和む。

 EUは、パレスチナ問題をこの十年間無視してきたことを素直に認め、懸命に次の道を探し、もがいている。世界中の閣僚たちが日々飛び回っている、さて、どうなるのだろう。下手すると、大惨事に発展する、それはみんな恐れている。本気でヤバいと感じているのは確か、愛するドイツの外相、ベアボック女子。彼女はEUを代表しての交渉等に中国や中東なども行く、いつも臆せず、堂々とした容姿で発言も的確だ。よくドイツのニュースでは登場する。イギリスの元首相キャメロンが外相就任だって。西欧は面白いね。