百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2021  11/14 まるっきり虫の音は途絶えた 冬はそこ

帰 農 人 2021  11/14

  まるっきり虫の音は途絶えた 冬はそこ

 澄み切った夕闇の中、一番に輝きだす火星と金星、そのそばを月がめぐり、何ともいえぬありがたい気持ちが湧く。数日前、金星のすぐ上に下弦の細い月があり、次の日は火星と金星のまん中、昨日は火星の下に、今夜は離れて太った半月である。5日後の満月時には月食が見られるという、なんと贅沢な夕暮れであろう。 もうこの時期になると焦ってやる仕事は少なくなるが、里芋、長芋の掘り取りと玉ねぎの植付の大仕事が待っている、もう10日もすれば霜が降りるだろう。サツマイモの掘り取りは急務だ。あと少し、しかし芋はホクホクして甘く上手いのだが、皮の色が悪い、とても残念。なんとか理由を探さねば。この冬の宿題だ。

 毎日海外のニュースを見ているが不可解な事が多い。天然ガスや石油の高騰でみんな困っているが、米国でもそうである。石油やシェールガスなどを増産すればよいのにと思うのだが。 またワクチン接種が日本と同様に70%を超えるドイツや英国等で1日数万人の感染者が増え、日に百人程が死亡している。検査数が圧倒的に少ない日本での感染者数の減少は考え垂れるが死亡数は歴然だ。何が違うんだろう、いたって大困窮したイタリアとスペインは少ない。コロナとの付き合い方はまだまだ不明回だ、まだ半年は厄介なマスク生活は続くね。 
 移民問題はたゆまなく続いている。やはり英語が通じる英国へ目指す人たちが多い。寒空のドーバー海峡イラク、イラン、シリアなどの人達が日々密航を重ねている。ベトナム人も多いそうだが何故だ。その6割ほどは難民として英国は受け入れている。またプーチンと仲が良いルーマニアレフチェンコ大統領は難民を呼び寄せポーランドの国境を積極的に越えさせようといている。直接戦争ができにくい中、様々な駆け引きが世界をかき乱す。 
そんな中、温暖化問題はどの国も最優先で取り組むべき事だとの理念が地球上に通達された、これは素晴らしい歴史の。