百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2021  6/28 野球の神様 ありがとう

帰 農 人 2021  6/28
   野球の神様 ありがとう

 一日中野球の事を気にしている、これは大谷がいけない。
メジャー史上最高のプレーを続ける姿は少しでも見たい。日本野球界にとってこれほど大きなご褒美は初めてだ。
 楽天イーグルスの勝敗も気になる、分裂して弱小球団として生まれた時から応援し始めた。今年はマー君で優勝した時以来の戦力が整って優勝の匂いプンプン、マー君が帰ってきた年に優勝したら、また新しいドラマが生まれる。
スマホも悪い、試合の状況が即座にわかる。ダルビッシュも凄い、どんどんはまっていく。
マー君といえば高校甲子園大会時、その全試合を主審か球審をしていた札幌の親戚がいる。イトコのまりちゃんの旦那の鳥谷部さんだ、先ほど高校野球の発展に尽力した人たちに日本高校野球連盟と朝日新聞社が贈る「育成功労賞」を受賞した、各県で毎年一人選ばれるそうだ。
マー君も覚えていて「さっき鳥谷部さんいましたよねー」と聞いたそうだ、試合時にあんまり吠えたり、睨んだりするので注意したとか、新聞記事がヤフーニュースで「球審が見たあの時のマー君」ですぐに探せます、読んでみてください。
鳥谷部さんが法政大で野球していた時何度かまりちゃんに連れて行かれた。2年下に江川がいて投げていた。市立柏の監督時代も学校に見に行ったこともある、北海道でももうちょっとで甲子園というところで花は咲かせなかったが、審判ライフは続行中で公式戦から小学生までどこにでも行ってるみたい。僕の知ってる野球人で一番尊敬している人である。

 そろそろ6月も合わる、すぐに秋冬物の作付が始まる7月初めには芽キャベツ、そしてキャベツやカリフラワー、そして人参など、草刈りばかりしてられないのだ、でも草刈りは大事な仕事、追われてばかりいないで、少しゆっくりと畑仕事をしたいな、なんで年々休みが無くなるの、馬鹿みたい。

帰 農 人 2021  6/19  神は あそんでるから

帰 農 人 2021  6/19
 神は あそんでるから

 ドイツのテレビで夫婦別姓制度が誕生して30年の特集を見た。ドイツでは夫の姓を継ぎ、家系を守るのが伝統的で、現在でも別姓は20%位、メルケルも別姓だ。40年前八百屋を始めた頃に仲間の先輩に別姓の家族がいた、小野さんと滝さんで、とても知性手で優しいひとだ、マサと結婚した時市役所に「姓は(うまごやし)にしたいんですけど」と申請したが、ダメ、俺の姓にしたが、それ以来どこか後ろめたさを感じ続けている。ドイツでは子供の姓は兄弟で同じにしなければならない、相続等の問題だろう、世界中で別姓を認めないのは日本だけである、LJBTQ+や難民受け入れなどの問題も最後進国である、この辺の論議が本格化されれば、アジアを侵略した歴史を直視し、中国も含めアジアと良好な寒けを模索できるかもしれない、国会は常に開催し論議するべき、いい国にしたいね。

 今、アニメ映画の「港の肉子さん」が上映されていて、企画はサンマで肉子の声は元妻のしのぶが、その子の声はキムタクの娘が演じているとラジヲで聞いた、そして主題歌には拓郎の「イメージの歌」、「それーからと信じられるものがこの世にあるんだろうか~」と世の中の矛盾を訴え続けた2枚目のアルバム「青春の歌」の曲を幼女に歌わせたのを聞いた。とても新鮮であった、帰って昔のレコードを聞き直した、偽善を嫌う拓郎節は坂口安吾や檀カズオなどの無頼派やジョンやディランの風も強く感じる、またその父系が中島みゆきに流れ、今は、あいみょん 、ともかく嘘を聞き続ける事、まともに話し合えないことにうんざりだ、議員報酬の削減と夜の議会、北欧で30年前に始まって、随分報道されたが、今は声一つない、利権争いに夢中、この数十年さらに日本中ではびこっている、そうした中に「おかしい」と声を上げたい人も多い、。商工会関係で多くの人達と会った、とても素敵な人たちいた、でも「保守」、「ふざけんじゃねー」って声は出せない、でもちょっと変われば、どこかで始まるよ、神は遊んでるから。

帰 農 人 2021  6/13 窓からの風が心地いい 夏の始まり

帰 農 人 2021  6/13
   窓からの風が心地いい 夏の始まり

 大遅れの田植えに、間に合わない畑仕事。身体も心もかなりまいっていた。髪の毛も重くなり、この所ある思いで首にかけている数珠が肌をこすり痛い。もう半月ぐらい風呂に入っていない、今夜は入ろうと思っても疲れすぎては入れないのだ。先日は服も脱いだのにそのまま寝てしまった、ようやく昨夜に入浴、今日は髪がサラサラで気持ちが良い。
疲れている時は追い打ちをかけるように様々なトラブルが起こる。田植え機の故障を修理していたら野菜の発送が遅れ、宅配便が間に合わなくなり、千葉まで運ぶことになった。帰ると10時半、いつもは9時前に寝てるのにと、次の日は朦朧としていた。 それから数日、現在はかなり体調も戻り、気も少し戻ってきた。
なるようにしかならん、ハウスで育てているトウモロコシは獣たちの侵入を防ぐ穴ふさぎが間に合わなく、毎日食い荒されている。定植の遅れた苗たちも「早く広い所につれてっておくれよ」と怒っている、もう少しだよ、もう少し、できないものは諦める、でも今はその順番が完全に解らない、久しぶりだ、でも毎日気張るしかない。明日は明日の風が吹く。悪いことばかりでもない、元気な野菜たちが毎日沢山売れていく。

新規の直売所は障碍者施設の店頭にあり、ここの売り上げが良い。施設のボスは毎日野菜を数え、売り上げを予想している。施設で作る小物を並べて販売しているがそれらも売り上げが伸びているらしい、売り子も出る様になった。ともかく人の流れができ、会話も増えたと喜んでくれていた。でも人は様々で、小汚い俺を本能的に嫌う人は多い。昨朝時間遅れで急いで野菜を並べていたら、「棚も掃除してくださいね」とスタッフの姉さん。
今日雑巾を持ってさっとやったら1分もかからなかった。ともかく交流の時間を持たねばと思うが、朝仕事は戦争状態で駆け足の中、少しでも満足して野菜を食べてもらえるように手と頭をフル回転、そんな事しているうちに、日々は過ぎゆく。
応援している野球選手たちも中々大変、みんな我慢、我慢。

帰 農 人 2021  6/06  絶望の中{天安門}の集会を試みる香港の民はエライ

帰 農 人 2021  6/06
    絶望の中{天安門}の集会を試みる香港の民はエライ

 スマホに変えてひと月がたつ。まだ操作がおぼつかなく、変なボタンを押してしまって知らぬ間にドライブモードになってたり、ライトがついて電池が無くなってたり、ラインの使い方もまだよくわからない。でもラジコの操作を覚えて、聞きたい話しを聞けるようになった、これは一つの収穫。今この帰農人を書きながらインドのラジヲを聞いている、これはすごーく嬉しい、 インドの民衆音楽は実にやさしい、根底に神への思いがあるからだ。
 BSのNHKでも50年前に放送された「未来への遺産」が再放送されていて全て録画して観ている。中一の頃放送され、世界各地の遺跡と歴史が紹介され、食い入るように見ていた番組だ。写真の多い高価なブックレットも全巻買い揃えた、再放送をみても壮大な人類の歴史にいつもため息をつく。 時々その放送の合間に現代の歴史をたどる映像記録の番組が入る、これもとても貴重な映像ばかりで何回も見直す。 
先日はイスラエルの攻撃で破壊されたというガザの地下通路内部の様子をアルジャジーラの放送で見た。ガザ全地区に張り巡らされた地下要塞大した破壊はなくすぐに修復されロケットも含む様々な武器や通信施設が完全に生きている、常に戦時中なのだ、それを見せた。 次の晩の映像番組では西欧で迫害されるユダヤ人たちが、パレスチナに入植し始めた頃からはじまったアラブとの中東戦争の様子が映し出されていた、パレスチナの人達は「昨日まで良き隣人だったのに、なんで?」と首をかしげているが、ユダヤ国家建設の為には「アラブ民族の完全な排除しなければ国家は完成されない」と最初から考えていた、それは今も続く、歴史は重い。
 
 昨年は直播きで育てた落花生、発芽が良くなく、とても少量であったので、今年は苗を育てた。明日定植できるようマルチの畝を今日仕立てた、しっかり落花生を育て上げた事はわずか。うまくいってもカラスなどにやられたり、満足したことはない。今年こそはとまた挑戦、そんなことの繰り返し、癒してくれるのは酒とインド音楽と仲間たち。

帰 農 人 2021  5/30  辛い日々に希望の兆しが

帰 農 人 2021  5/30
    辛い日々に希望の兆しが

 誠に心の重い5月であった。一つは水稲の苗の失敗、新しい播種機を購入したので、とても精度の高い調整ができたので、田植えの時に苦労しない様にと、極力土の量を少なくしたのが原因だ。発芽はよかったが、次々に枯れていってしまった。以前にも何度か水やり不足で焼いてしまった事はあるが、なんとか立ち直ってくれたものだったが、今回も「ホレ元気になれ」と追肥と水やりを続けたが状況が改善されるのかダメになるのかわからないまま毎日を過ごした。完全に早いうちにダメだとわかれば、周りの農家に余った苗を懇願するか、播き直すか、大農家から購入するかしていた。が、でも今回の苗の思わせぶりに騙されてつい期を逃してしまった。数日前には2時ごろ目が覚めそのことを考えると眠れないので飲み直してしまった。
もうヤバいと柏の大農家の染谷さんの所に「余ってたら2,3百枚欲しいんですけど」と相談してみた。以前から観音様の様な笑顔をたたえる母ちゃんは「何とかなると思う」と答えてくれた。さっそく次の日の今日「20枚ほどあまったから」との電話、さっそく取りに行き、さっそく最初の田植えを開始、でも半分ほど植えた所で田植え機が深みにはまってしまった、なんとか脱出しようと試みたがダメ、明日はスタッフたちが来るので準備だけして退散、でも何とか田植えが続けられそうなので悲壮感はかなり薄れている。 

落ち込みその②は直売所の移転問題。昨年開設した直売所は好調でコロナでの売り上げ低下をかなり抑えてくれたが、5月初めに新築の工事が始まるので現状の場所には置けなくなり、移転先を探していた。近くのパチンコ屋に話を持って行ったが「もう少し待ってくれと」と2度ほど待ったが、全然連絡がなかった。ついに工事が始まり片づけて数日した日に次のターゲットの障碍者施設に話を持ち込んだら次の日にはOK,すぐに準備し、野菜を並べ1週間、売り上げ成績は良い、何とかなりそうだ。 今夜は少し安心して酔っ払いそう。 

あとは楽天マー君と大谷に勝ち星がつけばもう少し心が浮く、英国とドイツがアフリカの旧植民地に頭を下げた、これも立派。

帰 農 人 2021  5/23 やっぱり神様は面白いことをたくらんでくれる

帰 農 人 2021  5/23
   やっぱり神様は面白いことをたくらんでくれる

 朝仕事を終え店に行くと娘たちが待ち受けていた。ハイと熱いタオルを渡され顔を拭けという。さすがに今日は久々に顔は洗ったと言ってもスルーされ、首を拭かれ、さらに髪と髭を櫛を入れられ整えられ、燕尾服を差し出された。燕尾服を着た姿を見て圭太はチャップリンだと笑っている。 
そうイザナとサラサの結婚式に家族みんなで阿佐ヶ谷神社に向かうのだ。 三男桃太の彼女ミヤビとは初対面。初めて着物を着てもじもじしている、車中彼女と色々話した、とても聡明な台湾人。コロナで母国に行けないと嘆いていた。 

 阿佐ヶ谷駅近くの神社はけっこう立派。敷地は近所のお諏訪様と同じくらいで、本堂の手前に立派な能楽堂があり、そのまえの芝の上に椅子が置かれ両親族が並び座る。後ろで多くの参拝客がいる中、式は始まり三々九度や指輪など済ませて本殿に移動、後ろで参拝客の拝銭と柏手を聞きながら式は進む。慣れないスマホで写真や動画をとる。主役の二人は演劇人であり立派に役を楽しんでいる。サラサの母の母は八九才。現役時代は黒柳哲子などとラジヲの声優をこなしたという。杖をついて大変なのに、涙を流し、私もと写真を取り合う中に入りたがるチャーミングさを見せる。芝居仲間も十数人来ていたが、写真を撮ったら皆解散、飲み会はできないのだ。

店に帰り、家族らで手巻き寿司。結婚式お疲れ様会と合わせて俺の二七日の誕生日会も一緒にやってくれた。俺は六二才になるらしい。
実は数日前に娘二人から誕生日祝いとしてジョンレノンの未公開音源の新アルバムが手紙と共に手わされていた、それもレコードだ。40年ぶりに新品のレコードを手にし胸が躍る。まずはプレーヤーの掃除をし、片面づつ楽しんでいた。ジョンがビートルズを離れ一人のロックンロラーとして新たな世界を探し求めていた様子が美しい。レコードだから、ライナーノーツもあり、写真も多く、ポスターなども入っている。家などで録音された演奏はまるで野菜を育てる様な愛と葛藤が感じられ、とてもジョンが身近に感じられる。ジョンは叫ぶ、神もビートルズも信じない、ただ俺とヨーコがいる。

帰 農 人 2021  5/16 インドのラジヲが聞けるなんて 感謝

帰 農 人 2021  5/16
   インドのラジヲが聞けるなんて 感謝

 国内では英国型の変異株の猛威に振り回されているが、英国では6月には日常が回復する予定だったが、今度はインドの新コロナに最大の注意喚起を呼びかけている。当のインドでは農村部での感染の拡大をやっと政府が認め、手立てを取り始めたばっかり。農村部にマスクやディスタンス等を理解してもらうのは非常に難しいという。テレビやスマホが少ないのかしら?

 30年前に家族と小児麻痺のケンとで2週間インドを旅した。当時のインドではテレビが普及し始めた頃で大人数でテレビにかじりついていたのが印象にある。さて、1週間滞在したヒンズー最大の聖地バラナシの事である。そこでは夜明け前の3時ごろからシバの本山ゴールデンテンプルから町中に響き渡る大音量で神への讃歌が響きわたり、多くの人がガンジス川に沐浴に向かう。その音に聞き惚れ、持っていたラジカセで録音したし、また街に置かれたラジオでも歌謡曲の様に讃歌や映画のインド音楽が流れていた。これも録音しこの2本のカセットテープは宝物で何度も聞いていたが、いつの間にかラジオが無くなり、数年探していた。が、それからやっと解放されたのだ。現在のインドのラジオが聞けるようになったと知ったから。
スタッフのアキちゃんが教えてくれて、早速スマホにそのアプリが入った。アプリを見てみるとインドの放送局が百ほども並んでいる。試しに幾つか聞いてみたがインドの人達の信仰精神はしっかり生きているのがわかり凄く安心した。
輪廻転生を繰り返し、現在の苦悩は心を磨けとの神からのプレゼントのことを子どもたちもよく理解しており、皆、哲学者だ。いつまたいけるかわからないが、しばらくはラジオで楽しもう。
でもスマホに変えて半月なのに充電端子が入らなくなり代替え機を昨日借りた、修理されてもまた色々と設定しなければならない、スマホはほんとに忙しい。

 なんかしとしと雨が降り出した。数日前から予想では梅雨入りは早いというが、そうなりそうだね、ここ数日コタツに豆炭は入れていないが、今夜は3個入れてみた、いつもは今頃コタツは片づけられるのにもう少し必要かな、ともかく下半身は冷やしたらアカン。