百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2022  10/16   夜の虫の声もだいぶ弱くなってきた 

帰農人    2022  10/16 
 夜の虫の声もだいぶ弱くなってきた 

月曜の夜に、中村哲さんの映画「荒野に希望の灯をともす」をマサと麻実と三人で柏の「キネマ旬報シアター」で観てきた。哲さんがアフガニスタンに医療援助に入り、いくら治療しても生活インフラが滅茶苦茶な状態では患者が増えるばかり。農業のできる土地を作らなければと井戸を掘ったり、用水を作ったりして、何もなかった砂漠を50万人が暮らす緑豊かな街を作り上げた記録である。ある時には、飢餓で苦しむ15万人の町に食料援助を続け冬を乗り切ったこともある。全ては日本の応援者たちから「ペシャワール会」への援助金で賄われた、数か月で数億円が集まったこともあるという。哲さんは3年前に撃たれて亡くなったが、10年位前にも仲間の若い伊藤君がやはり凶弾に倒れた。 伊藤君の功績が称えらえ読売から賞金が出た。同時に神戸の震災の後設立された仲間の全世界への援助団体「CODE」にも数百万円が授与された、会場の帝国ホテルに出席し、哲さんたちの活動をよく知ったがこの映画はよくまとめられしっかりと認識できた。 6月に亡くなった友人である通称「ゴン」もとい西村さんたちが援助(JFSA)して数千人の貧困の子供たちが通うパキスタン、カラチの「アルカールアカデミー」もそれに続く素晴らしい日本からの援助である、ゴンもペシャワール会に活動家たちとはよく顔を合わせたといっていたけ。

 やっと稲刈りが終わり、ひと月間軽トラの後ろに乗せていた数百㎏のモミを運ぶコンテナを数日前に降ろすことができて、肩の荷は下りた。だが指のけがの腫れは収まらず、肩こりは続く。おまけに足裏のタコも悪化し歩くたびに痛い、昨夜少しカッターで削り、マサからの助言でビワの葉を張ってみたら今日はかなり痛みがとれた、ありがたい、でも今年初めての餅つきをして、切って真空パックをしようとしたら機械が動かない、色々やってみたがだめ。こうゆうときは友人の電気屋のジャワに電話、来てくれるそうだ。とりあえず餅には脱酸素剤を多く入れシーラーでパック、明日から売り出すが、これも心配、常に問題が起こる。  でもダルビッシュパドレスは今日勝ってワールドシリーズに駒を進めたし、天皇杯甲府バンフォーレも頑張っている、今試合中、ウクライナ軍も元気だ、俺も負けないぞ。